D.C.II~ダ・カーポⅡ~ ぐーたら由夢も悪くない?
システムさえよければなといつも思う「D.C.II~ダ・カーポⅡ~」ですが、
前作のメインヒロインを色濃く受け継いだヒロイン「朝倉由夢」ルートをクリアしました。
とにもかくにもツンデレなヒロインです。
もっとも、最近ではツンデレの定義もあいまいになってきているような気もしますが…。
この辺で一度自分の中でのイメージを確認しておきましょう。
個人的にはツンデレは二種類に分類できると思います。すなわち…
「もともと主人公を嫌っていて、何かにつけて突っかかってくるけれど、結ばれた後は…」
「本当は好きなのに、恥ずかしくてつっけんどんな態度を取るけれど、結ばれた後は…」
以上の二つ。ちなみに、今回の由夢の場合は明らかな後者です。
ツンを振る舞おうにもどうしても見え隠れするデレな部分がかわいい!といったところ。
恥ずかしがる様子とかが伝わってくるとまた可愛らしく思えてきます。
どうでもいいけれど、個人的には由夢のようなタイプのツンデレの方が好きかも(笑。
それから、由夢自身がものすごーくものぐさというかぐーたらというか。
部屋でのジャージ+メガネも伊達じゃないです(笑。
まあ、意外と似合っているのはご愛敬といったところでしょうか。
ちなみに、後半ではパジャマ姿でも家を徘徊しています(笑。
さらには殺人的な料理の腕前(笑。や、そのままの意味で。
何となく思うのですが「ツンデレ+お弁当」はセオリーなんでしょうか?
さらに言えば、ヒロインの作る料理って「極上料理」か「殺人料理」のどちらかですよね。
なんてことを考えるくらいお弁当ネタが多いです。
由夢の場合、そうした欠点も持っているあたりが、逆に親しみやすくていいですけどね。
シナリオとしては、なかなかよかったと思います。
由夢の誕生日のシナリオあたりはものすごく重くて胸が痛くなるようなシナリオでしたが
つきあい出すようになったからは、由夢がよりいっそう可愛らしく見えてきたり。
特にラストの方のデートシーンはすごく愛しく思えてきます。
同時に由夢の想いや健気さがすごくよく伝わってくる気がしました。
エピローグに関しても「どうしてこういう結果に?」といった謎も残りますが、
演出とかそういったことを含めて感動できたと思います。
や、何だかんだでヒロインもシナリオもけっこうよかったわけです。
個人的にはD.C.IIの中では由夢が一番お気に入りだったりします。
2006-06-23 (Fri) | COMMENT (0)