Skyer

Skyer

プリミティブリンク リコフェリア: からかいたくなる班長さん

LINE

さて 「プリミティブリンク」 2週目は、リコフェリア=デュエンデルートをクリアしました。

リコフェリア、愛称はリコなわけですが、
この名前が個人的にはどうにもガンスリンガーガールのリコを思い出させたり。
もっとも、性格なんかはずいぶんと違うわけですがw
とは言えその先人リコも小柄な女の子だったので、特に違和感もなく受け入れました。
名前がかぶると、どうにもその先人の内容を意識してしまうものですw

さて、プリミティブリンクのリコは
シナリオ全体、特に共通ルートをにぎやかにするのには欠かせないヒロインだと思います。
変な言い方ですがいい意味でマスコット的な存在だと思います。
何というか、いかにもからかいたくなるような雰囲気をまとっていたりもしますw

もっとも、そんなリコのからかいたくなるような可愛らしさが
共通ルートを含めて全体的に逆に必要不可欠だったとも思います。

この作品、メインヒロインのゆめにやや難があり、
(そしてそれが作品そのものが評価の低い、あるいは地雷と呼ばれる所以のひとつ?)
人によってはそのゆめに殺意すら抱きかねないような性格を抱えているわけですが
そのゆめのからかいの対象がリコだった場合、
リコには申し訳ないのですが、そこにほほえましさがついて回るというか…。

からかわれて慌てているリコの可愛らしさに癒されて
ゆめの性格のまずさがあまり気にならないような気がするわけです。

さて、リコルートについてですが、
六花ルートの時にも感じたように、リコルートでもどちらかというと感情的な部分ではなく
むしろ出来事そのものを主体としたシナリオ運びだったような気がします。
もっとも、もしかしたらそれは作品全体のシナリオについても言えることかもしれませんが。

逆に、そうした出来事の流れを追うようなシナリオだったために
リコ本人と主人公を含めた周りの人たちとの関係がよく描かれていたように思います。

そして心情の描写が抑えられていたために、
主人公が葛藤する様子やネガティブになる様子には
そこまでプレイする側にまで伝播することがなかったように思います。

雰囲気に引きずられて、プレイする側の気持ちが沈むことはあっても
そこからやるせなさやネガティブさの泥沼にはまるようなことはなかったように思います。

もちろんリコ本人のやるせない様子や健気な様子はやっぱり印象的ですが、
必ずしも主人公とプレイする側とで心情が一致することはないような気もしました。

シナリオ全体としてはネガティブからポジティブへといったよくある流れでしたが
吹っ切れてポジティブになったリコの方にこそ重きが置かれていたので
なかなかすっきりしたさわやかな内容になっていたと思います。

何より気持ちが晴れた後で素直になったリコはより可愛らしいと思いますよw

ただ、そんな晴れやかなリコですらも
やっぱりどこかからかいやくなる印象も残っているのがリコらしいわけですがw

いずれにせよ、他人にももちろん自分にも素直が一番です。

さて、このプリミティブリンク、一般的な評価はあまり高くないようですが
個人的には少なくとも今のところはそんなに悪くないかなと思っています。

評価の高くない、あるいは地雷とまで言われる理由に思い当たる部分はありますが
雰囲気やヒロイン(一部除く)についてはむしろ好ましいような気もします。

というか、主な原因はファンタジー設定のまずさにあるような気がします…w
まあその辺は改めて考察ないしレビューとして書こうと思っていますので。

2007-02-09 (Fri) | COMMENT (0)

COMMENT

LINE




 

Skyer

CONTENT

  • TOP PAGE
  • ABOUT
  • REVIEW
  • LOG

WEB CLAP

WEB拍手お待ちしています

SEARCH

COUNTER

TOTAL CT ( T TC / Y YC )

Skyer