プリミティブリンク 春野ゆめ: 良くも悪くもムードメーカー
今回は 「プリミティブリンク」 5週目、春野ゆめルートをクリアしました。
ゆめは色々な意味でクセのあるヒロイン。
メインヒロインに持ってくるのはかなり冒険な気もしますし、
ゆめの言動や性格がプリミティブリンク全体の評価へとつながるような気もします。
はっきり言ってしまえば、ゆめの性格はメインヒロインにあるまじきものかも。
下手をすれば軽く殺意を抱きかねないようなゆめの性格…。
個人的にはたしかに日常での言動はちと問題ありかなぁという気もしますが
個別ルートに入ってからはそうした部分もなりをひそめ、
結果としてそこまで悪くなかったかなぁと思ったりもします。
まあ少なくともフォローすらしてあげたくないと思えるようなヒロインではありませんでしたw
まあ、それでも日常に関してはさすがに閉口することも。
良くも悪くも自分勝手な部分が強いのでそりが合わないとイライラしたりも…。
シナリオに関しては実はけっこう楽しかったりしましたね。
何というかみんな一緒に文化祭を目指すといったようなノリのシナリオです。
そんなわけでシナリオとしてはそこまで悪くなかったと思いますが、
それでもやっぱり出来事を淡々と追っているといった印象は少なからずあったかも。
ただ視点を変えてヒロインとの恋愛劇という点で見てみるとそれはそれでよかったかも。
他のルートで感じたような強引にヒロインと主人公をくっつけるような印象はありませんでした。
まあそれでもやはり唐突といった印象はありましたが
少なくともその流れが不自然なものではなかったと思います。
そしてゆめは一応メインヒロインの扱いなので、トゥルールートが存在します。
トゥルールートの内容はゆめとの恋愛劇とは直接関係なく、
むしろプリミティブリンク全体のファンタジー設定の補完的な意味合いが強いです。
もっとも、そのトゥルールートのファンタジー要素はまた強引なこと…w
しかもびみょうにたちが悪いのが、今までの謎を明らかにするというよりも
むしろトゥルールートの中で新たに設定を用いてそれを解決するといった感じだったこと。
まあ、もちろん新たな設定に伴って今までが明らかになった部分もありますが
少なくとも個人的に気になっていた六花ルートのパラレルワールド的な謎に関しては
まったくもって解決されなかったわけです…。
個人的には六花ルートは相変わらず謎のままなのです…w
まあ、そうしたことはゆめ本人とはまるで関係なかったりしますが、
むしろゆめトゥルールートのはずが肝心のゆめがほとんど登場しないという始末…w
そんなゆめルートですが、個人的にはけっこう違和感を覚えたりもしました。
特にゆめを見る主人公の視点があからさまに変化したのは気になりましたね…。
今までのルートと今回のゆめルートとで、
同じゆめの言動を見たときの主人公の反応が明らかに異なっているわけで…w
今までのルートでは回りと一緒に呆れていたものが、
ゆめルートでは相手のことを気遣ってはげまそうとしているんだ的な好意的な解釈に。
さすがにここまであからさまな変化はびみょうかなと感じざるを得なかったり…。
ゆめルート全体を見てもシナリオとしてはなかなかよかったと思いますが
そうした主人公のあからさまなひいき目に対しての感情移入は難しかったですね…w
春野ゆめ、もといプリミティブリンク全体に関しては
正直なところ自分も回りの評価にある程度流されていたような気がします。
個人的にヒロインごとに評価がふらふらと変わったりしていますが
全体的には気になるところはあれど何だかんだでわりとよかったのではないかと思います。
まあ、ゆめの性格や言動については
天真爛漫とポジティブにとらえるか、自分勝手とネガティブにとらえるかによって
けっこう評価がわかれてくると思います。
そしてメインヒロインなだけにそれがプリミティブリンクの全体評価に影響することに。
個人的には残念ながらややネガティブよりな印象を持ってしまったわけで。
まあ極端に感じるものではなかったので全体の評価にまで及ぶわけではないですが、
メインヒロインにももう少ししとやかさがほしいなぁと感じたりもしたわけです。
2007-02-16 (Fri) | COMMENT (0)