D.C.II~ダ・カーポⅡ~ そしてグランドフィナーレへ
残すところあと一人というところまで来ていた「D.C.II~ダ・カーポⅡ~」ですが、
どこからどう見てもだだ甘なお姉さんな朝倉音姫ルート+αをクリアしました。
これでようやくすべてのヒロインをクリアしたことになりますね。
音姉の場合、基本的にはお姉さんキャラなのですが、何だかすごく親しみやすいです。
個人的にはあまりお姉さんキャラは好きではないのですが、
しっかり者なお姉さんに見えて、実はかなり子供っぽいといったところで
何だか逆に親しみやすかったですね。そこら辺がまた音姉らしいというか。
何だかんだでコロコロと表情の変わる音姉が可愛らしかったです(笑。
シナリオとしては、D.C.II全体の総まとめといった感じです。
や、意識していなかったけれど最後に音姫ルートをプレイしたのは正解だったようです。
音姫ルートでD.C.IIでの謎がだいたい明かされます。
シナリオを総括してみると、やっぱり前作と似たような設定が多いですよね。
もう少しD.C.IIとしてもオリジナリティを持たせてもよかったと思います。
まあ、その分ヒロインがすごくよかったのでよしとしましょう(笑。
何だかんだでやっぱりD.C.シリーズはキャラゲーのようです(苦笑。
や、キャラゲーだからダメとかそういう悪い意味でもなく、
個人的には雰囲気とヒロイン併せてけっこうよかったと思っていますけどね。
そういえば、音姫ルートに限ったことではないですが、お弁当ネタ多いですよね。
や、むしろD.C.シリーズ全体を通してお弁当ネタは欠かせないような気がします(笑。
大小はあれど、各ヒロインに必ずといっていいほどお弁当がらみのシナリオがあるような。
ちなみに、今回のD.C.IIでおもしろかったのはこの構図(笑。
朝倉音姫のお弁当スキル → 極上料理
朝倉由夢のお弁当スキル → 殺人料理
姉妹でまるで正反対のスキルですよね。や、そこがまたおもしろいわけです(笑。
ヒロインに対するお弁当のイメージって学園モノにはけっこう重要ですよね。
――――――――――<ここから先はネタバレにつき注意>――――――――――
それから六人のヒロイン全員をクリアすると、最後にもう一つシナリオが出現します。
このシナリオは主人公視点ではなくて芳野さくら視点。要するにさくらシナリオです。
さすがに途中から何となく気になってはいましたが、
前作のヒロインでもあった芳野さくらが今回の真のヒロインだったようです。
音姫シナリオにあった謎解きの面をさくら視点から補完するようなシナリオで、
さくら視点なだけにさくらの心情といったこともよく伝わってきます。
感動的なのはさくらと前作の主人公純一とのシーン。
前作から五十年以上経っておじいちゃんとなった純一ですが、
何だかおじいちゃんになったことによってすごく深みのあるキャラになったようで(笑。
さくらの髪を切ってあげるシーンは懐かしさあり幻想的な雰囲気ありと
どこか感動できるシーンでしたね。
というか、今作の主人公そっちのけのシナリオでした(笑。
何にせよ、これでD.C.IIはグランドフィナーレを迎えたようです。
シナリオ的な部分では前作とかぶる部分もあり、イマイチは感じもしましたが、
ヒロインはみんなすごくいいキャラでした。
ヒロインのクオリティがとても高く、ヒロイン重視の視点で見れば満足のできる範囲。
個人的にはなかなかいい作品だったと思います。
2006-07-05 (Wed) | COMMENT (0)