龍刻 玖印ともか 良くも悪くもKIDらしい?
かなりレビューが遅くなってしまった 『龍刻 RYU-KOKU』 ですが
どこか不思議な雰囲気を持った後輩、玖印ともかルートをクリアしました。
出会った頃は無口で無表情なキャラでしたが
シナリオが進むにつれて徐々に明るく表情も豊かになっていきます。
淡々としているようで、実はなかなかにおもしろいキャラだったりします。
何というか、不思議な感じではあるけれど、素直ないい子ですね。
頭をなでられるのが好きだったり、時折見せる恥ずかしそうな表情なんかは
なかなかにかわいらしく、主人公でなくとも守ってあげたくなるような感じです(笑。
特に普段が無表情なヒロインだけに、小さな変化でもそれがすごく際だって見えますよね。
ともかルートは他のヒロインである美流や天咲も、ともかと関わってきて
ヒロイン同士のやり取りが多く、にぎやかで明るくいい感じでしたね。
ともかの美流に対する「美流お姉さん」や「美流お姉さま」、
天咲のともかに対する「ともねー」といった親しげな呼び方が、どこか穏やかに感じられます。
そして、ともかは衣装がえらく豪華です(笑。
和風テイストな儀式装束からフリフリなドレスまで、色々と披露してくれます。
また、動物好きな一面があったりするのもすごく可愛らしいと思います。
何でも「パンダはふわふわもこもこ、うさぎはふわふわふさふさ」だとか。
こうした表現、何となくマイメリーメイを思い出したりしますね(笑。
動物とふれ合うときに見せる無邪気な表情も、すごくかわいいと思います。
さて、シナリオ面について、今回もクライマックスのバトルがなかなかいい感じです。
途中から参戦する狐の面がすごくかっこよく見えてきました(笑。
そしてそうしたバトルと併せてシナリオとしてけっこう重い話も関わってくるわけですが、
何となくそうした部分がKIDらしいなぁと思えたりもしたり(苦笑。
具体的に書くことはしませんが、良くも悪くもKIDらしいシナリオというかそんな感じです。
ただ、ラストには悲しみもありながらその中に感動的な部分も備わっていて
なかなかよく仕上がっていたと思います。
グッドEDとはいえ、必ずしも手放しで喜べるようなエンディングではありませんでしたが、
それだけにより強く印象的なエンディングになりましたね。
ともかルートもボリューム的に十分な内容だったと思います。
久しぶりの大作の予感とともに好印象なまま今後もプレイを進められそうです。
2006-11-02 (Thu) | COMMENT (0)