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龍刻 安部セツナ 伝奇と科学の狭間で…

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龍刻 RYU-KOKU

意外と大作な予感がしてきた 『龍刻 RYU-KOKU』 ですが
どこか愁いを帯びたようで夕焼けのよく似合うお姉さん、セツナルートをクリアしました。

保険医であることや、酒好きなところ、そしてその物腰なんかから
某水上鏡さん(マイメリーメイビー)を思い起こさせるのは気のせいなんですかね?笑

ちなみにセツナに関しては、KIDスタッフの間ではなかなかに好評だったようです。
何でも自称おじさんたちにはこういったヒロインがいいのだとか(笑。

個人的にはどうにもセツナさんはびみょうに苦手なヒロインだったりします…苦笑。
や、まあお姉さんキャラが総じて苦手なのでしょうがないと言えばそれまでなのですが。

とは言っても、苦手意識を持ったのが主に後半で、前半の共通ルートでの
校医として落ち着いた「セツナ先生」にはけっこう好感が持てたりもしましたね。
個別ルートに入ってから、からかわれたり頼られたりと翻弄されると
ちと苦手意識がわいて来るというか何というか(苦笑。
後半になってから、セツナさんといるとどうにも落ち着かないというか
何とも及び腰になってしまうような気がするわけです。

もっとも、理解よきお姉さんとしてのセツナ先生についてはなかなかよかったと思います。
さっぱりとした物言いや、タバコをくわえて黄昏れているところなんかはわりと好感。

さて、シナリオに関してですが、セツナルートは他のヒロインのルートと比べても
セツナさん以外のヒロインとの関わりが薄くなっていたように思えます。
確かに近くにはいるのですが、他のヒロインとはどこか一線を画しているといった感じで
どうにも疎外感のようなものを感じる気がしないでもありませんでした。

それから、今回のセツナルートは今までの個別ルートとはかなり雰囲気が変わっていて
伝奇なんだか科学なんだかよくわからなくなってきます(苦笑。

もしかしたらこの辺はグランドフィナーレに関わってくるのかなぁという気もしましたが
何にせよ色々と謎を残しつつセツナルートが終わったように思います。

そして今回はクサナギ製薬とかいう製薬会社が暗躍してきたりします。

ちょ、それなんてライプリヒ?笑

ええ、何かあのライプリヒ製薬のような暗躍っぷりに思わず笑ってしまいます(笑。
というか、KIDのスタッフには製薬会社に何かしらのうらみでもあるでしょうか?
製薬会社が総じて悪役に回されているような気がしてなりません。

さて、話は変わってこのセツナルート、クリアが他と比べてえらく難しかったです。
自分も2回ほどBADエンドを迎えることになってしまいました(苦笑。

そういえばたつのおとしご(公式同人誌)にもセツナルートが難しいと書いてあったような。
他のヒロインのルートはわりとわかりやすかっただけに
セツナルートで初めてBADエンドを迎えたときはちとへこみました(苦笑。

そして、エピローグは個人的にはなかなかよかったと思います。
天咲やともかとも一緒に平和そのものといった感じでほのぼのとできましたね。

セツナルートはヒロインとしてはそこまで好きになれませんでしたが、
シナリオとしては今までと違った伝奇と言うよりは科学的な雰囲気が
グランドフィナーレに関わってくるのかどうか気になったりもしましたね。

2006-11-03 (Fri) | COMMENT (0)

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