モノクローム クレッシェンド KIDコミックは要注意?
二ヶ月連続でのKID原作コミックということで、
『モノクローム クレッシェンド 1巻』[AA] 『同 2巻』[AA] を読んでみました。
ちなみに、やっぱり今回も1、2巻同時に発売です。
前回の出来から考えるに、分けて出すと2巻が売れなくなるので
全巻同時に出しているんじゃないか、といったうがった見方もしてしまうのですが(苦笑。
前回マイメリの時はかなりびみょうだったので
今回のモノクロームに関しても多少の不安を抱えつつ読んでみたのですが果たして…。
結論から先に書くと、
マイメリほどでないにしろ、こちらも必ずしもよかったとは言い難いわけで…。
マイメリの時は、原作の雰囲気といったものがほとんど感じられませんでしたが
今回のモノクロームに関しては、多少なりとも原作の雰囲気を残していると思います。
モノクロームは雰囲気がかなり重要だと思っているので
この辺に関してはなかなかがんばっていると思うのですが
ただやっぱり絵柄に関しては前回同様どうにもなじめませんでした。
ちなみに、そんな中でも遊羽と雛水を一緒に描いたシーンが多かったのは
なかなかによかったと思いますね。
マイメリにしろモノクロームにしろ、
作者さんは違えどあまり原作と似ていなかったというのが痛いですよね…。
というか、おそらく似せようという努力はしていないのではないかと。
まあ、そのこと自体はとやかく言うつもりもありませんが、
絵柄が変わった結果、それがいい感じに仕上がっているのではなく、
個人的にはびみょうだっただけに残念な感が大きいわけです。
さて、シナリオに関しては、
マイメリの時が原作の外伝的な位置づけだったのに対して、
今回のモノクロームは原作本編をざっとなぞったような感じでしたね。
相変わらずシナリオのまとめ方がよくわかりませんでした(苦笑。
まあ、こればっかりは原作でも正直よくわからないままに終わってしまっていた以上
ある意味それを忠実に再現していると言うことなんですが…苦笑。
原作でよくわからなかった部分の解決になるかもと少し期待していたのですが…。
二ヶ月連続でリリースされたKID原作のコミックシリーズ。
正直どちらもびみょうだった感がぬぐえませんね…。
もし次があるのであれば、せめてイラスト面に関しては考慮してもらいたいところです。
2006-11-27 (Mon) | COMMENT (0)