メモリーズオフ #5 アンコール 仙堂麻尋ルートレビュー
個人的には待望の 「メモリーズオフ #5 アンコール」 がようやく発売。
発売日からやや遅れながらもプレイを始めました。
シリーズ前作から一年以上を経てさらに発売元もキッドからサイバーフロントへとなってと
かなり大変なゴタゴタに巻き込まれながらもようやく発売となった作品ですが…?
うれしいことに全体的な雰囲気としてのメモオフらしさを継いでいたと思います。
何というか懐かしさを覚えるような雰囲気を感じさせてくれますねw
そんなわけでざっとプレイした感じでは以前のキッドの時から変化はありませんでした。
あの使いやすいキッドシステムも健在でしたし
CGや音楽についてもそのクオリティを維持してくれていたと思います。
発売元の変更による不安は杞憂に終わってくれたようです。よかったよかったw
そんなメモオフ新作、まず始めに仙堂麻尋ルートをクリアしました。
というわけで麻尋ルートのレビューを書いていこうと思います。
ヒロイン視点が中心のシナリオ
そんなわけでまずは麻尋ルートをクリアしたわけですが。
全体的に麻尋を視点としたシナリオが多かったように思います。
というか、もうここまでくると主人公麻尋だろと思わせるくらいに中心的な存在にw
#5本編の時にもトゥルールートでは麻尋視点が中心でしたが、まさにそんな感じ。
ヒロイン視点ということで、けっこう新鮮な気持ちでプレイできました。
美少女ゲームは数あれどヒロイン視点となるとそこまで多くないですからね。
そんなわけで麻尋の心情などもよく伝わってきて、
ヒロイン視点だからこそといったシナリオを効果的に描いてくれていたと思います。
麻尋ルートに関して言えば、麻尋も主人公も二人とも不器用なんですよね。
麻尋は麻尋で素直になれず、見ようによってはかなりのツンデレw
そして麻尋視点でシナリオが進むからこそそのツンデレの中での葛藤なんかも描かれていて
とりあえず時流に乗ってみました的ではない力の入れ具合を感じられましたね。
そして麻尋視点だからこそ不器用ゆえに空回りしてしまう様子も描かれていて
不憫に思えたりしながらも、何となくそんなあたりもかわいいなと思ってしまったりw
いずれにせよ、ヒロイン視点だからこその麻尋ルートといった感じだったと思います。
可愛らしさとかっこよさ
それにしても麻尋ってば前回以上にいい感じになっていますねw
可愛らしさとかっこよさを兼ね合わせがよく描かれていて
麻尋の純粋なまでのまっすぐさがしっかりと伝わってきたように思います。
個人的には今回から特に顕著に見せてくれるようになった可愛らしさがお気に入り。
特に上目遣いとか反則だろと言いたくなったりもw
アンコールになって確実に麻尋の株は上がったと思います。
前作で感じたような悲壮感を強さに変えてくるあたりに麻尋らしさも感じられました。
可愛らしさだけではない、芯のあるヒロインになっていたと思います。
目標があるからこそのシナリオ
シナリオ全体として映画制作という大きな目標を軸にしているので
筋道がまっすぐしているのでいい意味でわかりやすいシナリオだったと思います。
そうした夢を追うシナリオになっているからこそ
アフターストーリーとしてなあなあになりかねないシナリオではなく
しっかりと完成されたひとつのシナリオになっていたと思います。
やっぱり何か目標のあるシナリオは、まっすぐさもありすがすがしくなれるシナリオですね。
後味もすごくスッキリとしていたと思います。
だからこそ、場面が大きく変わってしまうエピローグはびみょうかなぁと思ったりも…。
麻尋ルートは全体的にも決して長いとは言えませんが
アフターストーリーとしたは十分なクオリティのシナリオだったと思います。
メモオフらしさもしっかりと描かれていて個人的には満足できるシナリオでしたね。
この調子であすかルートや秋名ルートにも変わらぬクオリティを期待したいと思います。
エントリー後記
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» [ PS2ソフト メモリーズオフ #5 アンコール ]
2007-07-29 (Sun) | COMMENT (0)