それが感想か情報かは読者任せ
さて話題自体は昨年末に盛り上がっていたようなので
びみおに時期を外しているような気がしないでもないですが
私も思うところがあったりとせっかくなのでまとめてみようかと思います。
発端はたぶんいわゆるマンガ感想ブログ大御所の大半は
感想ではなくただあらすじと見所の画像を載せているだけじゃんという意見。
» 関連リンク [ コンビニ化する漫画感想ブログ ]
正直なところマンガ感想系のブログはあまり巡回していないので
詳しい実情は私には何とも言えないところもあるのですが
感想やレビューも扱う私としては無視できないなぁと思ったわけで。
見方を変えて日の光を浴びているのは画像を多用した感想ブログであって、
それが的確に閲覧者のニーズを捉えてしまっているだけに
テキストメインの感想ブログは出る幕がないよとも言えますかね。
まあ確かに言わんとしているところはわかるような気がします。
ただ、個人的な意見としてはコンビニ化しているブログがあるのならそれはそれ、
むしろ今こそコンビニ化していないと自負するブログのがんばり時ではないかなと。
私なんかの場合はマンガに限らず画像を多用した記事を読む場合
見ているのは画像だけ、後はせいぜいその周辺のごく一部のテキストくらいな気がします。
まあこんな見方をしていたらとても感想ブログとしてなんて意識しないなぁと。
そもそもマンガをはじめ何かの話題に関わる記事を読もうとする人にとって
それを情報としてとらえるか感想としてとらえるかは
読者自身がどちらを求めているかの気分に左右されるのが大半であって
そのブログ本来のスタイルに左右されることは逆に少ないような気がします。
だからこそ例えばニュースサイト経由でやってきた人には
たとえ感想ブログと銘打っていてもそれらは感想ではなく情報なのだと。
まあサイト制作者にとっては悲劇だと思いますが
こればかりはどうしようもないことなのかもしれませんね。
感想を求める人、情報を求める人がそれぞれどれくらいいるのかはわかりませんが
個人的には画像を多用しているマンガ感想ブログの圧倒的なアクセス数のうち
多くは情報を欲しているのではないかなと思います。
画像メインのマンガ感想ブログというのは多くの読者にとっては情報かもしれないわけで
本当に感想を欲する読者を引き込むためにもテキストブログはがんばるべきなのだと。
画像を多用してあらすじやツッコミがメインの記事が台頭する中でも
テキストらしく感想と銘打った自分の文章で勝負できるブログは
もしかしたら日の光を浴びるチャンスはあるかもしれないとうことです。
画像には一目で受け取ることができてインパクトもあるのは事実。
でもだからこそテキストだってそれに負けずがんばってみようよと思うわけです。
画像メインのマンガ感想ブログやそれを補足するニュースサイトが取り上げたことで
難民すら発生するほど話題になったコミックの大半はいわゆる萌え系だったわけですが
視野広く美少女を捜し求める?人たちが情報を得たからこそなのかもしれないと。
そして話題が大きくなってそのコミックが浸透したときこそ
今度はテキストメインのマンガ感想ブログのがんばり時なのかなと。
そのコミックを読んでほかの人の感想も求める人たちを取り込めるチャンスなのかなと。
感想テキストを通した自分の世界を読者に広めるチャンスなのかなと。
まあ何となくおこぼれ頂戴的に感じなくもないですが
そのあたりは別に今に始まったことでもなく割り切る必要があるのかも。
個人的にはマンガ感想ブログがコンビニ化してきていると危惧するよりは
うまいこと役割分担ができて潜在的なチャンスが広がってきたのかなとも思います。
どこか論点がずれているように思わなくもないですがまあ気にしない。
さてとりあえずコンビニ化や感想ブログについてはここまで。
今度はそもそも画像を載せることの意味なども考えてみたいですね。
2008-01-09 (Wed) | COMMENT (0)