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作品の リズムを決める 語呂のよさ

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タイトルを何となく 「5・7・5調」 にしてみましたが、今回はそんな語呂についての話。

さて先日 「美少女ゲームアワード2007」 が発表されて
PULLTOPの 「遥かに仰ぎ、麗しの」 が見事大賞を獲得したようですね。

» 関連リンク [ 美少女ゲームアワード 公式サイト ]

個人的には十分に納得できる結果といったところですかね。
シナリオや雰囲気はもちろん何よりサブも含めたヒロインがすごくよかったし
総合的にクオリティの高い作品だったと思います。

ぜひファンディスクでサブヒロインの立ち絵や鏡花ルートの追加を、
などと思っているのですがまあそれはまた別の話。

今回は 「遥かに仰ぎ、麗しの」 というタイトルについて考えていこうと思います。

今回大賞を受賞したのは 「遥かに仰ぎ、麗しの」 だったわけですが
前回の2006年大賞を受賞したのは戯画の 「この青空に約束を―」 でした。

そんな大賞を受賞したかにしのとこんにゃくには意外な共通点が。
どちらもタイトルの語呂が 「7・5調」 なんですよね。

「はるかにあおぎ / うるわしの」 (遥かに仰ぎ、麗しの 7・5調)
「このあおぞらに / やくそくを」 (この青空に約束を― 7・5調)

といった感じでタイトルが心地よいリズムではないかと思います。

まあたった二つのサンプルですし偶然と言われればそれまでですが
それでも実はこれってすごくおもしろいことではないのかなと思っています。

やはりタイトルはその作品の顔、その語呂が心地よければ愛される。

もちろんそれだけで厳しい目の中で人気が出るわけでもないとは思いますが、
それでも語呂がいいから人気になる、そんな事例は少なからずあるような気がします。

そんなわけで個人的に語呂がいいなと思うタイトルをいくつか挙げてみようかと。

一言で 「語呂がいい」 とは言ってもそのパターンはたくさんあるわけですが、
その中でも基本的には俳句や和歌のような日本語的な心地よさ、
つまり 「5・7調」 「7・5調」 「7・7調」 などは代表格と言えるかと思います。

その中でも特に 「7・5調」 は一番心地よいリズムのような気がします。
先のかにしのやこんにゃくも 「7・5調」 でしたが、このほかにも

「よあけ / まえより / るりいろな」 (夜明け前より瑠璃色な (3+4)・5調)
「もしも / あしたが / はれならば」 (もしも明日が晴れならば (3+4)・5調)
「そして / あしたの / せかいより」 (そして明日の世界より― (3+4)・5調)
「きみと / こいして / むすばれて」 (君と恋して結ばれて (3+4)・5調)

のような 「3・4・5調」 となるものや

「おとめは / ぼくに / こいしてる」 (処女はお姉さまに恋してる (4+3)・5調)
「あしたの / きみと / あうために」 (明日の君と逢うために (4+3)・5調)

のような 「4・3・5調」 となるもの、そして

「つきは / ひがしに / ひは / にしに」 (月は東に日は西に (3+4)・(2+3)調)

のような 「3・4・2・3調」 となるものがあると思います。
ちなみにこの3・4・2・3調は一般には 「国語 算数 理科 社会」 あたりが有名かと。

そして 「7・7調」 に関しては和歌の後半と同じということで語呂もよく

「きみが / あるじで / しつじが / おれで」 (君が主で執事が俺で (3+4)・(4+3)調)

のように 「3・4・4・3調」 となるものなんかが挙げられると思います。

それから今度は俳句や短歌とは直接関係ないのですが
ほかに語呂がいいものとして「3・3・5調」 「4・4・5調」 もあるように思います。

「あかね / いろに / そまるさか」 (あかね色に染まる坂 3・3・5調)
「いつか / とどく / あのそらに」 (いつか、届く、あの空に。 3・3・5調)

「せかいで / いちばん / だめなこい」 (世界で一番NGな恋 4・4・5調)
「うつりぎ / ななこい / てんきあめ」 (うつりぎ七恋天気あめ 4・4・5調)

まあとりあえずぱっと思い浮かんだのがこの辺りなのですが
ほかにもまだまだ該当するような作品はたくさんあると思います。

いずれにせよ、こうした語呂のいいタイトルの作品は好感度が高いものが多いと思います。
やっぱり聞いて心地よいタイトルであれば第一印象でまず得をできる気がするわけで。

さて、そんなタイトルの中でもオーガストの作品についてもう少し。

オーガストの歴代作品タイトルを見てみると
初期こそ 「バイナリィポット」 「Princess Holiday」 のように英語だったりしますが
最近は先にも書いたように 「月は東に日は西に」 「夜明け前より瑠璃色な」 のような
「7・5調」 となる語呂のいいタイトルが発売されてきました。

そして今週末に発売される作品は 「FORTUNE ARTERIAL」 と再び英語。

個人的にはタイトルが英語に戻ってしまったのは少し寂しいなぁと。
フォアテリというタイトルが悪いというわけではありませんが
日本語の言葉遊びのような語呂がよくて愛らしいタイトルが続いていただけに
できればそうした流れを今回も汲んでほしかったなぁとも思います。

まあ発売を直前に控えて今更ですし、期待をしていることには違いないんですが。

何にせよ英語やカタカナ、単語のタイトルはともかくとして
日本語の文節などをタイトルに持ってくるのであれば、
こうした語呂のよさというものも意識するとおもしろいのではないかと思います。

今年はどんなおもしろいタイトルの作品が発売されるのか、
語呂のよさという観点からもちょっと期待していこうと思います。

今回例に挙げたタイトルはホントにごく一部なのですが
語呂がいい作品をたくさん集めて分類してみるのもまたおもしろそうですね。
そんなわけで、このタイトルも語呂がいいよねといったものがあれば
参考としてぜひ意見を寄せてもらえればなと思います。

2008-01-23 (Wed) | COMMENT (0)

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