FORTUNE ARTERIAL Vol.08 トゥルーシナリオの大きな転換
さて今回は 「FORTUNE ARTERIAL」 をプレイして感じた
トゥルーシナリオの大きな転換についてまとめてみようと思います。
見出しにも書いたように今回のフォアテリでは
トゥルーシナリオの価値に大きな転換があったように思います。
今回のトゥルーシナリオでは 「夜明け前より瑠璃色な」 まで続いていた
いわゆるワールド的な超展開とはひと味もふた味も違っていたのではないかと。
あけるりでは遺跡発掘やロストテクノロジーなど
それまでのシナリオから飛躍したテーマが中心のシナリオだったのに対して
フォアテリではそれまで謎として提示してきた部分について
それを解決するような今までと同じ流れを持ったシナリオになっていたような。
要するに今回のトゥルーシナリオは本当の意味での 「トゥルー」 だったのだと思います。
今までは各ヒロインのエンディグをふまえた上で
そこから始める超展開をトゥルーシナリオと位置づけていましたが
今回は同じく各ヒロインのエンディングをふまえた上で
それらを補完する解決への道をトゥルーシナリオと位置づけていたような気がします。
そんな真の解決を目指すスタンスがシナリオとしての価値を高めていたのではないかと。
実際にはグランドフィナーレとしては心残りとなる部分があったり
やや荒削りのあるようなシナリオだったかなといった印象もありましたが
それでも前述のような価値があったために満足できるシナリオだったと思います。
何にせよ今回のフォアテリはオーガストとしても最高峰だったと思いますね。
全体的に作品の完成度が高かったということもありますが
何よりこうしたトゥルールートの価値を高めてきたことが大きかったのではないかと。
突然の超展開ではない真に物語を補完するようなシナリオだったからこそ
そのトゥルーシナリオを終えた後の充実感も大きなものになるし
それだけに十分な満足感を得られるのだと思います。
更新後記
まとめページにてほかのレビューも公開しています。
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2008-02-25 (Mon) | COMMENT (0)
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