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穢翼のユースティアレビュー 後編

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オーガストより発売された「穢翼のユースティア」のレビューです。

※追記 / 前編と後編に分けましたのでまとめておきます。
» [ 穢翼のユースティアレビュー 前編 ]
» [ 穢翼のユースティアレビュー 後編 ]

今回は後編ということで、前編での世界観やシナリオ構成に続き
個別ルートを含めたヒロイン周りについて語っていきます。

相変わらず激しくネタバレしまくっていますのでご注意を。

 

ヒロインについてはダークな世界観のわりにはしっかりオーガストしていたかと。
まあ各シナリオの扱いについてはいろいろと思うところはありますが
単純にキャラクターとしてのヒロインを見る限りでは十分満足行くレベルかと。

 

リシア・ド・ノーヴァス・ユーリィ

個人的にユースティアの中でのオアシスw

発売前から気になっていましたが、公式でのハブられってぷりに涙しつつも
実際にプレイしてみればそんなのは杞憂、リシアはやればできる子!
発売前からプレイ後までリシア一筋を貫けるに足るヒロインでした。

シナリオの展開が安直と言えば安直ですが、
その分すっきりしていてすがすがしかったようにも思います。

ヴァリアスとの対峙シーンは今回の作品で唯一涙した場面。
発表初期に公開されていたサンプルCGが一番の華だったとは…。

他にも戦争時のフィオネとのやりとりなど多々ぐっと来る場面が。
まあ戦争自体はコレットにおいしいところ全部持って行かれましたがw

 

エリス・フローラリア

オーガストにしては珍しくちょっとクセのあるヒロイン。
いわゆるヤンデレ、それもけっこう重度の。

カイムに一番近しい存在だからか、カイム自身を語る上でも重要な立ち位置。

エリスルート以外では飄々としながらも頼りになる存在だったのに
自分の共通ルートに入ったとたんタガが外れたようになるのは何だったのか…?
その辺の脈絡が全くなかったようにも感じるのですが。

可愛いというよりは綺麗といった印象の方が強いかも。
花の髪飾りも含めてすごく絵になるヒロインですよね。

 

コレット・アナスタシア(聖女イレーヌ)

天使な話でコレットという名前を聞くと某テイルズキャラを思い出すのですが?
むしろブルーネルの方が好きかもしれない…。

負けず嫌いでしかもわがままとラヴィが手を焼くのも仕方ないヒロイン。
あれ、コレット自身の魅力ってあんまり見えてこないような…?

それはさておき、彼女の真骨頂は個別シナリオよりむしろ戦争時の活躍。
可哀相ですがコレット本人よりもイレーヌという存在に価値を見いだせた気がします。
救世主として活躍する姿は展開の意外さも相まってホント感心しましたよ。

結局彼女は目が見えるのか見えないのかどっちなんだ?

 

ラヴィリア

まさかの隠しヒロイン、ダークホース。
でも個人的にはコレットよりラヴィの方が断然好きかも。
手を焼かれる側より手を焼く側の方が健気に見えるものです。

まあ彼女もティアほどではないにしろ自己犠牲に過ぎる部分もありますが…。

何にせよシナリオとしてはひとつ凄惨な場面もありますが、
物語根幹に関わるような大きな毒はないので安心して看病できる気がします。
もっともラヴィエンドに至ったとしても世界の解決にはならないので寂しいですが…。
まあそのあたりはラヴィに限った話ではないのでしょうがない。

 

フィオネ・シルヴァリア

正直なところ、個人的には空気と化してしまっていたヒロイン。
コレット同様むしろコレット以上に物語を動かす一キャラくらいにしか感慨がないという…。
ただ端から見る分には欠点のないヒロイン、伸びしろのあったヒロインかと。

もう少しなにがしかの魅力要素があればぐっと躍進した気もするんですけどね。

 

ユースティア・アストレア

今作品最大の問題児。

底なしに明るくて、ちょっと遠慮がちで健気なヒロイン。
その明るさ故に苦しさを表に出さないで抱え込んでしまうヒロイン。
プラスマイナスあれど、その辺はむしろ些細な要素。

一番問題なのは自己犠牲がちょっとどころでなく行き過ぎているという点。
故にあの「問題のエンディング」となってしまったわけで。

この手のエンディングはいつまで経っても好きになれません。
奇しくもまどか☆マギカとほぼ同タイミングだったりもしたわけで。
こういうのってよっぽどうまく描写しない限り残された方は…って思考に陥ります。

ふっと思い出したのがイリヤの空。
というかこちらの主人公の方が全てを捨ててでもの逃避行を試みるあたり
まだカイムよりマシだったのかなとも思いますが、肝心のイリヤがアレだったからなぁ…。
ヒロインと主人公の想いがどうにも交錯しない…ままならんなぁ。

そしてそんなシナリオの不遇に拍車をかけていたのが意外にもおまけシナリオ。
グランドルートではもはやティアと交わることは叶わないのに
おまけシナリオでさも当然という顔で出てくるのはどうなんですかね…。
しかもそれがHシーンのためとなればやるせなさ倍増。

本編のシナリオで感じた何とも言い難い消化不良感を逆なでされた気分。
作品のジャンル上Hシーンがあればいいというものでもないでしょうに…。

おまけシナリオのHシーン全てが悪いとは言いませんが、
もう少し必然性のあるものにしてほしかったなというのが本音です。

 

どのヒロインにも共通して言えることなのですが、
個別エンディングがシナリオ構成上どうにも釈然としないという。
ヒロインと結ばれるという点では願いが叶ってはいますが
自身の成長という点ではむしろ足かせと見えてしまうエンディングばかり。

むしろここまでやるのならグランドルートはそのままにして
ティアエンディングもパラレル化して一緒に歩む道を提示してほしかった…。
そうすればここまで何とも言えない苦虫をかみつぶし損ねた感じはなかっただろうに。

そんなわけで全体的に見れば、オーガスト作品としてはやはりイマイチ。
個人的にはフォアテリが一番なことには変化なし。

ただそれでもオーガストを嫌いにならず見捨ててはいないあたり
よっぽどご執心なんだなと自分にあきれますw

今回いろいろな試みを試してみて得たことは多いと思います。
ぜひ次回はそれらを昇華して今まで以上の作品を作ってほしいですね。
ファンディスクは…今回はいいや、純粋な次回作に期待。

2011-05-30 (Mon) | COMMENT (1)

COMMENT

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初めまして。
いきなりで、もうしわけありませんが、この種のソフトについてずっと気になっていることを、少々書かせてください。

ほとんどのメーカーに言える事ですが、テキストだけで、CG変化なしですね。台詞に合わせて口パクするとか、色々出来ると思うんですけど何十年も変わってません。シナリオとか世界観とかキャラクターは、個人的には好きですが、そろそろ変革してほしいです。
同人ソフトなんかは、少しずつですが進化したものが出始めています。次回作では、立ち絵のアニメーション、CGの目線変化ぐらいはやってほしいと思っています。

2011-06-02 (Thu) | ハム




 

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